靴下と靴の友情
古い靴下と泥だらけの靴が、喧嘩をして離れ離れになった後、お互いの友情に気づく心温まる物語。
むかしむかし、うすくてくたくたの古い靴下が一足、 そして、汚れてしまった靴も一足ありました。ああ、なんてみすぼらしい!
「なんだい、その格好は!」靴は言いました。「みっともないったらありゃしない!」 「君こそどろどろじゃないか!」靴下は言いました。「ちっともきれいじゃない!」
二人は言い争って離ればなれに。友情は消えてしまいました。 そして、持ち主の男の子をすっかり困らせてしまったのです。
靴下は靴の中に入りたがらず、 靴も靴下を中に入れたがりませんでした。
持ち主の男の子の、かわいそうな足さん。うまく歩くことができません。 片足は靴下だけ、もう片方は靴だけ。なんてちぐはぐな格好!
外の世界には、ほこりっぽい道がありました。 靴下は汚れてしまい、靴のぴったりとした安心感が恋しくなりました。
そして靴下のない靴は、汗と泥で臭くなり、びしょ濡れになりました。 すっかりしょげてしまったのです。
「ああ、靴下くん!」靴は叫びました。「ぼくはどろどろで、悲しいよ!」 「ああ、靴くん!」靴下は叫びました。「ぼくはもうぼろぼろだよ!」
二人は滑ったり転んだりしながら、大急ぎで駆け戻りました。 靴下は靴をぎゅっと抱きしめ、もう隠れたりしませんでした。
「ありがとう、靴くん」と靴下は言いました。「僕をきれいに守ってくれて!」 「ありがとう、靴下くん」と靴は言いました。「君のおかげで、僕はぴかぴかなんだ!」
二人はまた足さんの元へ。ぴったりと寄り添う二人組になりました。 一緒にくたくたになって、一緒に汚れて――なんて素敵な光景でしょう!
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